インプラントの治療は、最終的には、良い歯も悪い歯も含めて、口腔内でバランスよく行われる必要があります。
したがって、インプラントの治療は、例え、診査が終了しても、すぐに手術を行うことはありません。
内臓疾患などで開腹手術などを受けた経験のある方なら、手術を受ける前に、まずは身体の状態を手術に耐えられるものにすることが大事であることをご存知でしょう。
インプラントの手術も同じです。
まずは、患者がインプラントの手術を受けられる状態にすることが大事なのです。
これがインプラント術前処置です。
そしてインプラント術前手術は、残存歯と、欠損部の両方に対して行われることが重要なのです。
インプラントの術前処置は大きく2つに分けられています。
歯周病的処置と咬合的処置の2つです。
これらの処置がまずはきちんと行えないと、インプラントに着手することはできないのです。
まず歯周病的処置ですが、インプラント治療においては、歯周病によって生じる残存歯の歯周ポケットの中の歯周病原因菌は非常にリスクが大きいと考えられています。
歯周病を引き起こす細菌は、時にインプラント周囲炎を引き起こすことがわかっているからです。
したがって、この菌を除去する処置をとらなければなりません。
そのため残存歯が歯周病に罹患している場合、必ずインプラント手術を行う前に歯周病治療を終了させておく必要があります。
それがインプラント治療の安全につながるからです。
歯周病の治療では、歯の深部に亘って歯石を除去する治療が求められます。
特に残存歯に不適切な歯冠が装着されている場合、それを除去した後に、適切な仮の歯の装着を行います。
そのうえで、深部に亘って歯石を除去する歯周病 治療を行うことが求められます。
もしもすでに歯周ポケットが深い進行度の高い歯周病に罹患している場合、歯周外科手術を事前に行うことが大切です。
それによって、歯周ポケットを適切な状態まで回復させるのです。
インプラント治療まるわかりナビは、インプラントについて解説しています。
インプラントの歯が入れば、治療はすべて終わりですが、そのままもう歯科医に行かなくても良いというわけではありません。歯の治療を必要としない方でも、定期的に歯科医を訪れて、歯石をとってもらったり、歯が健康・・・・
